
中古車販売店「カーコネクトセブン」様への支援は、開業から1か月も経たない頃に始まりました。
当時のWebでの取り組みは、Instagramのアカウントを開設した程度。Googleマップへの登録はまだなく、地域で車や販売店を探している方に、お店の存在を知っていただくための接点が十分に整っていませんでした。
支援にあたって最初に行ったのは、お店を取り巻く環境のリサーチです。周辺の人口や世帯構成、競合店舗の特徴を調べ、地域のお客さまにどのような理由で選ばれるお店を目指すのか、そのためにWebで何を整えるべきかを考えました。
そこから着手したのが、Googleビジネスプロフィールと公式LINEの整備です。お店を見つけてもらい、来店前に情報を確かめられ、気になったことを相談できる状態をつくりました。公式LINEは、購入後の修理や車検の相談にも使っていただける窓口として整えています。
継続的な運用を進めるなかで、Googleビジネスプロフィールを閲覧したユーザー数は、2026年4月の217から8月には1,750へ増加。店頭でも、Googleマップでお店を見つけて来店したというお客さまの声が聞かれています。
現在は、車とお店の魅力をより詳しく伝える自社サイトを制作しています。
この記事では、リサーチからどのような仮説を立て、施策にどうつなげたのか、現場で大切にしていることや、実際の変化、今後の取り組みを交えてご紹介します。
支援の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 支援先 | カーコネクトセブン様 |
| 事業 | 中古車販売、車に関する各種サービス |
| 支援開始時の状況 | 開業から1か月未満。Instagramのアカウントはあるものの、GoogleマップなどのWeb基盤は未整備 |
| 初期の調査・検討 | 商圏と人口・世帯特性、周辺競合、店舗の位置づけ、購入前の情報収集行動 |
| 実施した取り組み | Googleビジネスプロフィールの整備・継続更新、公式LINEの開設・活用支援 |
| 確認できた変化 | プロフィール閲覧ユーザー数の増加、Googleマップを見て来店したというお客さまの声 |
| 現在進めていること | 車とサービスの魅力を伝える自社サイトの制作 |
| 今後検討していること | 店舗専用のInstagramアカウントでの発信、各媒体の役割を踏まえた口コミの蓄積 |
1.開業直後のお店に必要なことを、地域の環境から考える
開業間もない時期には、Webで取り組めることがいくつもあります。SNSでの発信、Googleマップへの登録、ホームページの制作、問い合わせ窓口の整備。それぞれに役割がありますが、どこから着手するかは、お店の状況によって変わります。
カーコネクトセブン様の場合、最初の課題は、地域のお客さまと出会うための接点が少ないことでした。
Instagramのアカウントはありましたが、その投稿を見ていない方が、車の購入や近隣の相談先を探したときに、お店の情報へたどり着ける状態も必要です。
SNSを通じてお店を知る方もいれば、Google検索やマップを使って近くのお店を探す方もいます。Instagramで発信を続けながら、その外側にいるお客さまにも、お店の存在を届ける必要がありました。
特に地域に根ざしたお店では、近くに住む方が、お店を必要としたときに見つけられることが大切です。車を探している方がいても、検索したときに存在を知っていただけなければ、相談先の候補に入りにくくなります。
そこで、Web上の情報を整える前提として、周辺にはどのような人が暮らし、どのような販売店があり、そのなかでカーコネクトセブン様がどのように選ばれる可能性があるのかを調べました。
このリサーチを、初期のWeb戦略を考えるための資料にまとめています。

2.商圏と競合のリサーチから、地域で選ばれる理由を探る
半径3kmの生活圏と、5kmまでの競合環境を整理
資料では、店舗周辺の半径3kmを近隣生活圏としての一次商圏、その外側の5kmまでを、量販店や広域から集客する店舗も比較対象に入りやすい範囲として整理しました。
近くに住み、日常のなかでお店を利用する方にとっては、相談や来店のしやすさが選ぶ理由になり得ます。車種や価格などの条件から広く探している方には、ほかの販売店と比較したときの魅力も伝える必要があります。
近隣のお客さまとの関係をどうつくるか。そして、少し広い範囲で比較されたときに、どのような理由で選んでいただくか。この二つの視点から、店舗を取り巻く環境を捉えました。
世帯特性から、購入後も相談できる安心感に着目
人口や世帯構成については、鶴見緑地を中心とした周辺地域を、家族世帯の暮らしに目を向けるべき生活圏として捉えました。
そこから立てたのが、近くに相談できる販売店があり、購入前の説明から購入後のフォローまで受けられることが、お店を選ぶ理由になるのではないか、という仮説です。
車を選ぶ段階では、価格や車両の条件が大切です。購入後の修理や車検まで考えると、どのお店から買うかも関わってきます。
何かあったときに相談できる距離にあること。車について納得できるまで説明を受けられること。購入後にも連絡を取り合えること。
地域のお客さまにとっての価値を考えるうえで、こうした関係に着目しました。
競合を業態ごとに分け、それぞれの特徴を確認
周辺の販売店については、所在地や距離、主な業態、公開されている特徴を確認し、大きく次のタイプに整理しました。
- メーカー系・認定中古車を扱う店舗
- 在庫や価格帯の幅を持つ大手買取・販売店
- 特定の車種や分野に強みを持つ専門店
- 近隣に立地する小規模な販売店
この整理の目的は、カーコネクトセブン様がどのような価値を伝えるべきかを考えることでした。
メーカー系の店舗には、保証や整備などの制度を通じて伝わる安心感があります。専門店には、扱う商品や分野が明確であることの強みがあります。地域に根ざすお店であれば、近くで相談できることや、オーナーとのやり取りも、選ぶ理由になり得ます。
そうした環境を踏まえ、カーコネクトセブン様では、車について十分な説明を受けられることと、購入後も相談できることを、Webでも伝えていく方向を検討しました。
当初の資料では、家族世帯を意識した100〜200万円帯の車両や、安全性・清潔さ・説明の丁寧さを重視する打ち出し方も、ポジショニングの候補に挙げています。
これは、調査を踏まえて置いた初期仮説です。実際の在庫やお客さまの反応と照らし合わせながら、検討していくための出発点でした。
3.車を見つけた後に、販売店について確かめる行動を想定する
Web戦略を考える際には、お客さまが購入を検討する過程にも目を向けました。
資料で想定した行動の一つが、次の流れです。
グーネットやカーセンサーで車を見る → 店名を検索する → Google上で販売店の情報を確かめる → 相談・来店する
気になる車が見つかっても、その販売店を初めて知る方には、さらに確認したいことがあると考えました。
どこにあるお店なのか。どのような雰囲気なのか。相談しやすそうか。購入した後も頼れそうか。車両の条件を確かめることに加えて、販売店そのものについて知りたい場面を想定しています。
この仮説に立つと、Googleビジネスプロフィールには二つの役割があります。
一つは、地域でお店を探している方に見つけてもらうこと。もう一つは、別の媒体でカーコネクトセブン様を知った方が、来店前にお店を確かめるための情報を届けることです。
Google上の情報を整えることは、新しい接点をつくる取り組みであり、すでに興味を持った方の検討を支える取り組みでもあります。
また、グーネットやカーセンサーで車を比較するときには、価格、年式、走行距離など、並べて確認しやすい情報に目が向きます。その先で、説明の丁寧さや購入後の相談のしやすさも伝われば、お店を選ぶ際の判断材料を増やすことができます。
リサーチでは、そうした情報まで届けることが、地域のお店として信頼を積み重ねるうえで必要ではないかと考えました。
なお、この流れは当初想定した購買行動です。実際のお客さま全員がこの順番で来店したと確認できているわけではありません。施策を考えるための仮説として用いています。
4.「見つける」「知る」「相談する」「購入後もつながる」を、各媒体で支える
今回の取り組みを、お客さまの行動に沿って整理すると、四つの役割があります。
| お客さまの行動 | 整えたい状態 | 主に担う媒体 |
|---|---|---|
| お店を見つける | 地域で車や販売店を探したときに、お店の存在を知ってもらえる | Googleビジネスプロフィール |
| 車やお店について知る | 在庫やサービスを確認し、お店の特徴や車の魅力を理解できる | グーネット、カーセンサー、Googleビジネスプロフィール、制作中の自社サイト |
| 相談する | 気になることをお店に問い合わせられる | 公式LINE |
| 購入後もつながる | 修理や車検など、次の用事でも相談できる | 公式LINE |
それぞれの媒体で何を担うのかを考えると、取り組む順番も見えてきます。
カーコネクトセブン様の場合は、地域のお客さまとの接点をつくり、相談を受けられる状態を整えることから始めました。Googleビジネスプロフィールと公式LINEを並行して整備したのは、そのためです。
Google検索やマップでお店を知り、情報を確かめる。そのうえで気になったことがあれば相談できる。この流れを支える土台を、初期の段階で用意しました。
そして、その土台が育ってきた現在は、自社サイトによって、伝えられる情報の幅と深さを増やす段階へ進んでいます。
初期の90日間は、土台づくりと仮説検証の期間として計画
当初の資料では、最初の90日間を、GoogleとLINEの土台をつくり、反応を確かめる期間として計画しました。
Googleビジネスプロフィールでは、基礎情報や写真、投稿、口コミへの取り組みを段階的に進める案を整理しています。公式LINEについても、相談窓口としての整備から、継続的な情報提供へと広げていく案を示しました。
計画のなかでは、初期の取り組みを進めた後、どこに課題が残っているかを確認することも重視しています。
お店を知ってもらう機会が足りないのか。興味を持たれていても、検討に必要な情報が足りないのか。問い合わせがあっても、その後のやり取りに課題があるのか。
その状況に応じて、次の施策を考える方針です。情報が不足している場合には、ホームページやランディングページをつくり、詳しく説明することも選択肢に含めていました。
これらは、初期資料で整理した計画です。実際の運用では、お店の状況を踏まえながら、必要な取り組みを進めています。
5.地域のお客さまとの接点を取りこぼさないために、情報を更新し続ける
実際の支援では、Googleビジネスプロフィールを整備し、継続して情報を更新してきました。
運用で大切にしているのは、地域のお客さまとの接点を取りこぼさないことです。
Instagramの運用は基本的にオーナー様が担っています。検索やマップを通じてお店にたどり着く方にも情報を届けられるよう、Googleビジネスプロフィールの更新を続けてきました。
SNSで発信している情報が、地域でお店を探す方に必ず届くとは限りません。お客さまが情報を探している場所に合わせて、お店の情報を届ける必要があると考えています。
当時、お店から情報を発信できる主な場所は、InstagramとGoogleビジネスプロフィールでした。そのため、検索やマップを通じてお店を知る方に向けた発信を、継続して行うことを重視しました。
Googleビジネスプロフィールは、登録した後も、お店の情報を届ける場所として使っていく。その考えで運用を進めています。
現場に行くことで、発信する情報のもとを知る
情報発信を支えているのが、お店へ足を運び、オーナー様と直接話すことです。
現場に行くことで分かる変化や、会話のなかで聞ける話があります。お店で起きていることを知る接点を持ちながら、Web上で何を伝えていくかを考えています。
車の魅力を詳しく伝えるにも、オーナー様がどのような点を良いと考えているのかを知る必要があります。購入後の相談につなげるにも、お店でどのような対応ができるのかを理解することが欠かせません。
画面上で扱う情報のもとになるのは、実際のお店です。リサーチで置いた仮説に、現場で得られる情報を重ねながら、支援を進めています。

6.公式LINEを、購入前の問い合わせと購入後の売上を支える窓口にする
Googleビジネスプロフィールと並行して整えたのが、公式LINEです。
当初の資料でも、ほかの媒体から興味を持った方が相談できる窓口として、公式LINEを位置づけていました。
見つけてもらう機会が増えたときに、その方が相談できる場所も必要です。そこで、車の購入を検討している方からの問い合わせを受けられる形を整えました。
さらに、実際の活用では、成約後のお客さまとの連絡窓口としても使っていただくようにしています。
車は購入した後にも、修理や車検など、販売店に相談したい場面が続きます。購入時にできたつながりを、その後の用事でも使えるようにしておくことは、お客さまにとっても、お店にとっても意味があります。
お客さまからは、車のことで気になったときに相談できる。お店からは、車検時期のお知らせなど、必要な案内を届けられる。公式LINEには、そうした双方向のやり取りを支える役割を持たせています。
次のご依頼につながる関係をつくる
購入後にも連絡を取り合える状態があれば、次に車のことで困ったとき、相談先として思い出していただくきっかけになります。
車検や修理などの相談を受け、そのままご依頼につながれば、販売後の売上にも関わってきます。公式LINEを整えた背景には、こうした継続的な関係をつくる意図もあります。
新しいお客さまからの問い合わせを受けることと、すでに購入いただいたお客さまとの関係を続けること。その両方を支える窓口として設計しました。
この役割は、リサーチ段階で重視した、近くで相談できる安心感ともつながっています。
購入前に十分に説明し、購入後も連絡を取り合える。その関係を、お店の日々のやり取りのなかで続けていけるようにするための取り組みです。

7.プロフィール閲覧ユーザー数は約8.1倍に。検索とマップの両方で接点が広がる
Googleビジネスプロフィールの運用を続けるなかで、お店のプロフィールを見てもらう機会は増えてきました。
管理画面で確認した、2026年4月と8月の実績は次のとおりです。
| 指標 | 2026年4月 | 2026年8月 | 変化 |
|---|---|---|---|
| プロフィールを閲覧したユーザー数 | 217 | 1,750 | 約8.1倍 |
| インタラクション数 | 59 | 83 | 約41%増 |
| Google検索経由の閲覧ユーザー数 | 95 | 1,173 | 約12.3倍 |
| Googleマップ経由の閲覧ユーザー数 | 122 | 577 | 約4.7倍 |
| Google検索経由の割合 | 約44% | 約67% | 約23ポイント増 |
※Google検索・マップ経由の数値は、それぞれモバイルとパソコンの内訳を合算しています。比較対象は2026年4月と8月の各月です。
プロフィールを閲覧したユーザー数は、217から1,750へ増加しました。
内訳を見ると、Googleマップ経由だけでなく、Google検索経由の閲覧も大きく増えています。4月には全体の約44%だったGoogle検索経由の割合が、8月には約67%になりました。
マップ経由の閲覧ユーザー数も122から577へ増えているため、マップから検索へ単に移ったということではありません。両方の経路で、お店のプロフィールを見てもらう機会が増えています。
プロフィール上で実施されたインタラクション数も、59から83へ増加しています。情報を見てもらう機会に加え、プロフィール上で行動していただく機会も増えたという変化です。
数字から分かることを、成果として正確に捉える
これらの数字は、来店件数や成約件数そのものを示すものではありません。また、二つの月の比較だけで、増加のすべてが特定の施策によるものだと断定することもできません。
当初想定した家族層への訴求や、ポータルサイトから店名検索を経て来店する流れが、どの程度実現しているかも、この数字だけでは判断できません。
ここで確認できているのは、支援を続けるなかで、Google上でお店のプロフィールを見てもらう機会と、プロフィール上での行動が増えたということです。
初期のリサーチで置いた仮説と、運用を通じて確認できた変化は、それぞれ分けて捉えながら、次の判断につなげています。
8.「Googleマップで見つけた」という来店の声と、オーナー様の実感
管理画面の数字に加えて、お店との会話から分かる変化もあります。
店舗へ直接来られたお客さまのなかに、Googleマップでお店を見つけたと話す方が、実際に複数いらっしゃると伺っています。
Google上でプロフィールが見られることと、実際にお店へ足を運んでいただくこと。その間には距離があります。だからこそ、来店したお客さまから見つけた経路を聞けることは、Web上の接点が現場とつながっていることを知る手がかりになります。
オーナー様も、Googleマップの効果と重要性を実感されているとのことです。
開業時にはまだ整っていなかった接点が、お客さまにお店を知っていただく場所として使われ始めている。数字に現場の声が加わることで、その変化をより具体的に捉えられます。
こうした話も、現場に足を運び、オーナー様と直接やり取りするなかで知ることができます。
今後も、閲覧やインタラクションの推移と、お店で実際に起きていることの両方を見ながら、取り組みを考えていきます。
9.口コミは、各媒体の役割と販売の実情に合わせて育てる
当初の資料では、Googleマップの口コミを増やすことも、初期の取り組みとして挙げていました。
実際に進めるうえでは、グーネットやカーセンサーとのバランスを考える必要があります。
カーコネクトセブン様は、複数の媒体に在庫情報を掲載しています。グーネットをきっかけに購入された方にはグーネットで、カーセンサーをきっかけに購入された方にはカーセンサーで、口コミへの協力をお願いする流れがあります。
それぞれの媒体でお店の評判を知り、購入先として検討する方がいるため、各媒体でお客さまの声を蓄積していくことも大切です。
店頭への直接の来店から購入につながった場合には、Googleマップの口コミをお願いしやすい場面もあります。
中古車販売では、購入者が短期間に大量に増えるとは限りません。限られた購入機会のなかで、どのように口コミへの協力をお願いしていくかを考える必要があります。
そのため、現在はGoogleマップだけに集中するのではなく、お客さまがお店を知った経路や、各媒体の役割を踏まえて進める考えです。購入いただいた方へ、口コミのお願いをきちんと行うことを大切にしています。
調査資料は、支援の出発点になるものです。実際の販売の流れやお店の事情が分かれば、進め方にもそれを反映します。
口コミへの取り組みも、当初の計画をお店の実情に合わせて考えていく部分の一つです。
10.自社サイトで、見つけてもらった後の「もっと知りたい」に応える
お店を見つけてもらう機会が増えてきた今、次の課題になっているのが、その後の情報提供です。
Google検索やマップでカーコネクトセブン様を見つけた方が、車やお店に興味を持ったときに、十分な情報を確認できる状態をつくりたい。そのために、自社サイトの制作を進めています。
現在、在庫の確認は主にグーネットやカーセンサーで行う形です。これらの媒体は、車の情報を届けるうえで大切な役割を担っています。
そこに、お店独自の説明を詳しく届けられる場所として、自社サイトを加えようとしています。媒体ごとに決められた掲載形式や項目には収まりきらない情報も、自由な構成で伝えていきたいと考えています。
オーナー様の視点から、一台ごとの魅力を伝える
特に重視しているのが、オーナー様の視点から見た、一台ごとの魅力です。
その車のどこが良いのか。どのようなところに注目してほしいのか。車両の基本情報に、実際に車を見ているオーナー様の説明を加えることで、興味や理解を深めていただける情報を目指しています。
車をよく知る人の説明があることで、掲載情報だけでは分かりにくかった良さに気づいていただける可能性があります。
こうした情報を届けることは、リサーチ段階で重視した、説明を通じて安心して選んでいただくという方向にもつながります。
当初の資料でも、検討に必要な情報が不足している場合には、ホームページなどで詳しく伝えることを次の施策として想定していました。
現在の自社サイト制作は、その考え方を、お店の今の状況に合わせて具体化している取り組みです。
車の販売以外にも、お店で相談できることを伝える
自社サイトで伝えたいのは、在庫車の情報だけではありません。
カーコネクトセブン様では、車の販売に加えて、コーティング、廃車の引き取り、書類関連のサービスなども扱っています。こうしたサービスもホームページに集約し、お店で何を相談できるのかを分かりやすく案内していく予定です。
お店が対応できることと、お客さまが知っていることは、必ずしも一致しません。
車の購入をきっかけにお店を知った方が、ほかのサービスについても理解できれば、購入後の相談の幅が広がります。車の購入以外の用事から、カーコネクトセブン様との接点を持つ方も考えられます。
どのような車を扱っているのか。どのようなサービスを受けられるのか。車に関するどのような用事で、このお店を頼れるのか。
そうした情報を届けることで、地域のお客さまに、お店の役割をより広く知っていただきたいと考えています。
Googleビジネスプロフィールでお店を見つけ、自社サイトで車やサービスについて理解を深め、公式LINEで相談する。そして購入後も、必要なときに連絡できる。
自社サイトには、これまで整えてきた接点をつなぎ、届けられる情報を充実させる役割を持たせています。

11.Instagramも、お店として発信する形を検討する
現在、Instagramの運用は基本的にオーナー様が担っています。
今後は、カーコネクトセブン様専用の事業用アカウントを設け、店舗として情報を発信していくことも検討しています。これは、これから具体化していく取り組みです。
Instagram、Googleビジネスプロフィール、自社サイト、公式LINEには、それぞれ異なる役割があります。
Instagramを通じてお店を知る方もいれば、検索やマップからたどり着く方もいます。詳しい情報を知りたいときには自社サイトが役立ち、具体的な相談や購入後の連絡には公式LINEを使えます。
今後のInstagramの発信も、こうした全体のなかで位置づけていきます。
お店の状況やオーナー様の運用を踏まえながら、店舗としてどのような情報を届けていくかを考えていく予定です。
12.調査で仮説を立て、現場の反応を次の判断につなげる
カーコネクトセブン様への支援は、商圏や競合を調べ、どのようなお客さまに、どのような理由で選ばれる可能性があるのかを考えることから始まりました。
地域に暮らす方が、近くで相談できるお店を探すこと。ポータルサイトで車を見つけた方が、販売店について確かめること。購入した後も、修理や車検で相談先を必要とすること。
こうした場面を想定し、Googleビジネスプロフィールと公式LINEの整備を進めました。
継続するなかで、プロフィールを見てもらう機会が増え、Googleマップをきっかけにした来店の声も聞かれています。今は、その接点を生かして車やサービスを詳しく伝えるため、自社サイトの制作に取り組んでいます。
口コミへの取り組み方も、実際の販売の流れや各媒体の役割を踏まえて考えています。調査で置いた仮説に、運用を通じて分かったことを重ねながら、進め方を具体化しています。
その判断を支えているのが、現場へ足を運び、オーナー様と直接話すことです。
管理画面から分かる変化と、お店で聞けるお客さまの反応。オーナー様が持つ車の知識と、実際に提供できるサービス。そうした情報を受け取り、Webでどのように伝えるかを考えています。
地域でお店を見つけてもらい、納得して車を選び、購入後も相談していただけること。そして、その関係が、次のご依頼やお店の売上にもつながっていくこと。
カーコネクトセブン様の現場で起きていることを知り、オーナー様と話しながら、その時点で必要なWebの取り組みを積み重ねていきます。

